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2025年度介護福祉士実務者研修第6回スクーリング

  • 執筆者の写真: info8276777
    info8276777
  • 12 分前
  • 読了時間: 3分
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どうも。 実務者研修担当講師の室之園です。

 

12/12に第6回スクーリングが行われました。

今回のテーマは『認知症』です。

 

昨年度スクーリングの様子はこちら

 

今年度は本スクーリング以前から認知症の方との関わりが難しい、といった意見が多くみられていました。

 

そこで実際にあった認知症の方とのエピソードを事前にお聞きし、その体験談を中心に研修をすすめていく形式にしました。

 

認知症ケアの第一歩は(私たちが)問題と捉えている利用者さんの言動の背景にあるこころの変化等を考えていくことが求められます。



皆さんが事前に教えてくださったエピソードをもとに一つひとつ深堀していくことで、

 

「この人は昔、お客さんがきたら丁寧におもてなしをするよう旦那さんから強く言われていたから…」

 

「たしかに悪口も言いますがそれだけじゃなくて相手を褒めたり、うらやましがったりする発言もよく聞くんです」

 

「この間、たまたまその方の横に座り、同じ目線で声かけをしたら初めて話を聞いてくれたんです!これまで何を言ってもこちらの話が通じなかったのはその方の目の前にいたことで、その方の視界(視覚情報)を遮ってしまっていたからなのかなと感じました。」

 

と、いった利用者さんのプラス面の情報が出てくるようになりました。

 

前半で実体験をもとにワークしたあとは昨年も実施した『不適切ケアを考える』『自分が認知症になったら何を大切にしてもらいたい?』のワークも実施しました

 

不適切ケアでは自分がしんどい、辛いと感じていることをいかにオープンにできるかが大切と言われています。

 

皆さん往々にしてご自身の身体的疲労が蓄積していくと不適切な言動がみられることがわかりました。

 

また利用者さんから毎回悪口を言われているが、普段から同僚に愚痴を聞いてもらっていることで精神的安定が保たれている方もいました。

 

「もし同僚が自身を評価したり、誘導したり、執拗にアドバイスをしたりするような傾聴をされたらどうですか?」と質問してみたところ、

 

「たぶんその人には話をしなくなると思います。そうなると余裕もなくなって態度に出てしまうかもしれないです」

 

といった発言も聞かれました。

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最後の認知症になったら…のワークでは

 

「自分でもうまくいかないことがたくさんあって辛いと思うからちゃんと話を聞いてほしい」

 

「今の自分を情けなく思うようになるから今の自分が昔からこんな人ではなかったことに気づいてほしい」

 

「低栄養になってもいいから3食/日もいらない」

 

「そもそも外出好きではないので閉じこもり生活で構いません」

 

など色んな思いを聞くことができました。

 

毎回言っていますがやっぱり私は本研修のなかで認知症ケアを考える回が一番好きです

 

次回は1/9。テーマは『アセスメント講習~介護計画立案~』です。

本研修の集大成となる内容でこのテーマで最後の発表会を含めて全5回実施します。

これまで半年間学んできたことを実際の利用者様との関わりを通して実践していくこととなります。

 

受講生の皆さんお一人おひとりがどのような個別介護計画を立案し実践していくのか、いまからとても楽しみです!

 

以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

泉北:室之園


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