2025年度介護福祉士実務者研修第3回スクーリング
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- 9月18日
- 読了時間: 4分
どうも。
介護福祉士実務者研修講師の室之園です。
9/12に第3回目のスクーリングが開催されました。
今回も去年第3回目スクーリング同様、『傾聴』をテーマで講義を行いました。
▼去年第3回目のブログはこちら
今年は例年の流れを一部変更、追加し、ともに行う訪問介護事業所責任者の伊藤さんを講師にお迎えしました。
追加内容は今年11月のリハケア学会でもポスター発表予定のともに行う訪問介護やデイサービス、訪問リハとの生活機能向上連携による自立生活支援です。
そのなかで、IADL(日常生活をより豊かに営むための動作)や、QOL(生活・人生の質)をどのようにして評価し、より良くしていくか、というテーマで話していただきました。
「ADLの自立度と幸福度には関係性を認めず、身体機能がモラール(幸福な老い)の主因ではない」
FIMと幸福度の関係を論じた文献
たとえ日常生活に介助を要する状況であっても、ご自分できるようなかかわりや環境を整えることで幸福度が高まった訪問介護・訪問リハ・デイサービス利用者様数名の方々とのかかわりの経過の話しがありました。
「自分で料理がしたい」
「自分の目で食材を選んで買いに行きたい」
上記のような、自分で自分の生活や暮らしを、ご自身でよりよくしていこうとされるIADL意欲の高い利用者様方々でした。
▼具体的にはIADLの状況を確認する手段としての評価法であるFAI
▼対象者のQOL状態を理解するための評価法であるPGCモラールスケール
以上の評価等を活用することが、IADLやQOL向上に資する自立生活支援に有用であることを学びました。
今回の実務者研修を通して実際に活用していけたらと考えています。
伊藤さん、お忙しい中ご講義いただきありがとうございました!

さて、後半は伊藤さんから拝聴した内容を実際にどのようにして利用者様から聴きだすのかを学ぶ『傾聴』をテーマに進めてまいりました。
例年お伝えしていますが傾聴力を高めるためのもっとも大切なことは、相手が『あぁ、この人は私(僕)の話をちゃんと聞いてくれてるな』と思ってもらえるよう全身を使って相手に表現することです。
身振り手振り、うなずき、身体を相手に向ける、重心の位置、目の動き、声のトーンや抑揚、会話のテンポ等々…
またこれらと同様に元気であり、プロっぽく、そして自信がありそうな雰囲気を醸し出すことをいかに表現するかもとても重要です。
※今後ずっとプロっぽい、自信がありそう、だけでは困りますので研鑽を続けていくことは必要です!
最後は皆さん全員が聴き手となり、相手に『ちゃんと話を聴いていますよ!』ということを表現する練習をしました。
まだ少し照れもあったのか、全身で表現するという所までには至りませんでしたが、これらは明日からの利用者様との関わりでとても必要になってくるものと感じています。
こういった表現ができるようになることで、利用者様はもっとご自身のことを話してくださるようになりますし、また前半で伊藤さんが話して下さったような評価法も活きてくると思われます。
今回の研修を終える頃には皆さん自信に満ち溢れた顔つきになっておられることを期待したいと思います!
次回は10/10金曜日
テーマは今回の傾聴の学びを活かした『お客様役と旅行代理店役に分かれてお客様が望む最高の旅行プランを考えよー!』という内容を予定しています。
次回もワークを中心に取り組んでいけたらと思いますので、興味がある方は是非スポット参加でもお越しいただけたらと思います。

以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。










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