てくてぃぶ報告 もう一度淡路島へ
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- 2024年9月9日
- 読了時間: 3分

心意気実践チームのいとうです。
9月8日土曜日は、全盲でお一人暮らしをされている訪問リハ・訪問介護利用者様と外出や趣味等の自費サービス"てくてぃぶ"です。
利用者さまから前日に連絡があり、
「淡路島にもう一度行っておきたいねんけど、行ける?」
とのことで、今回は急遽行き先を変更して今年2月にも訪れた淡路島に行くことになりました
明石駅から明石港に向かう道中で磯のにおいがしてきます
「やっぱり大阪市内とは空気ちゃうなァ」
明石から淡路島の北端の岩屋港をむすぶジェノバラインに揺られながら、
「(数年前に亡くなられた旦那さんと)淡路島にフェリーで来たのを思い出すわァ」
淡路島に降り立つと、
「ほんま静かでええとこやなぁ」
しみじみと話される利用者さま
今回はバス路線を使って淡路島を南下しました
前回も訪れたお店で昼食をとり、1995年に発生した阪神・淡路大震災の時に活動した野島断層が保存されている北淡震災記念公園に訪れることができました
利用者様は2度目の来園だったようで、
「断層、ほんまスゴいやろ…」
と、話されていました
日頃からなんとか心身面を整えての14回目のてくてぃぶでした
週一回の訪問リハ担当者のPT奥藤さん(大正)について、
「いつもなんや話しながら身体を動かしてもろて、まじめでほんまええ人やで、孫みたいやわ笑」
心身共に整えてもらっているそうです
「でもな、わたし、なんでこうやって生かされてるんやろなぁって、いつも思てんねん」
今までのてくてぃぶでも、8月から始まったともに行う訪問介護の週一回の訪問介護でも、よく話されることです
"どんな状況にあっても、人生には意味がある"
という言葉を遺したオーストリア出身の精神科医ヴィクトール・E・フランクル
第二次世界大戦中、フランクルさんも2年間収容された地獄のようなユダヤ人強制収容所で、生きる気力を失った仲間たちに言い続けた言葉
今回ははじめてこの言葉を紹介し、電車移動中に「NHKこころの時代」の短編動画を聴いてもらいました
▼NHKこころの時代 宗教・人生 ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある (NHKシリーズ)
そして、電車とフェリー、バスに揺られながら、歩きながら対話を重ねました
泣き笑いながら、
「知らんかったな、そんな人がいたんやなぁ」
「そうかぁ、そう考えるんかぁ」
「でもわたしにはできひんなぁ」
「いやぁ、どうやろなァ」
「生きる意味、ほんまなぁ、これな…」
「9/15朝5時からの最終回放送を絶対聴くわな」
人が生きる意味について、哲学対話のようにあーだこーだ言いながら一緒に考えさせていただきました
「奥藤さんも飛永さんもやけど、心ある人間に出会えてよかったでェ、ほんまそう思てんねん」
今回のてくてくメーター約20,000歩!
よう話してよう歩きました。
今まで苦手で避けていたエスカレーターの乗降にも今日は何度もチャレンジして安全に乗降できました!
てくてぃぶでは、弊社サービスをご利用中のみなさまを対象に、外出や趣味等の介護保険外の自費サービスを提供しています。
「〇〇をやってみたい」
「○○に行ってみたい」
という利用者のみなさまのご要望にリハ専門職の療法士や介護福祉士がサポートします。
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