どうも。
介護福祉士実務者研修講師の室之園です。
9/8に第3回目のスクーリングが開催されました。
今回のテーマは『傾聴』。
福祉医療業界に携わっている方であればよく耳にする言葉だと思います。
今回はこの傾聴を頭で理解するだけでなく、体で体験体感していただく内容としました。
テーマが傾聴なだけに、私がたくさん話すよりも受講生の皆さんで話し合ったりする等ワーク中心に展開していくようにしました
まずは事前情報なしに皆さんが思う良い傾聴、悪い傾聴とはどういったものかを考えていたきました。
傾聴が介護、医療という業界だけで用いられている訳ではなく、異業種でも当たり前のものとして扱われていることを知っていただくため、今回は二人のビジネスマンが語る傾聴についても学んでいただきました。
まず一人目は中野優作さんという方が話すYouTube動画『トップセールスを生み続けた「買わせて!」と言われる営業の極意』を視聴しました。
続けて二人目は過去の研修でも紹介した鴨頭嘉人さんという方が話す『簡単で超効果的!コミュニケーション下手でも出来る「相手の話を聴く」』を今回も視聴しました。
お二人に共通しているのは相手に対して「あぁ、この人はちゃんと私の話をちゃんと聞いてくれているな」と思っていただくための安心感、信頼感を与えられているかだと思います。
つまりこちらがどれだけ相手の話を聴いていたとしても、相手がそう感じていなければ聴いていないのとほぼ同じ意味になってしまいます。
自分の話を聴いてくれていないと感じれば、誰でも自分のことを話そうとはしませんよね。
介護も同じことが言えると思っています。
研修では相手の情報を聞き出すためのツールやうまく話題提供できる話し方(ノウハウ等)を習得するのではなく、まずは相手に「この人はちゃんと自分の話を聴いてくれてるな」と感じてもらうことを徹底しました。
続いては頭で学んだことを体で理解するためのワークを行いました。
どうすれば相手に安心感を与えられるか。どうしたらちゃんと話を聴いてくれているな、と感じてもらえるか。グループワークの対話を通して自分たちで想像力、創造力を働かせてもらいました。
また良い傾聴だけでなく、どういう状態が悪い傾聴となりうるのかも同時に考えていただき、普段の自分たちの立ち居振る舞いを振り返る機会も作りました。
研修では聴き方がややオーバーリアクション気味な部分もありましたが、決して大げさではなく私自身も実際の現場では普段の2~3割増しのリアクションを心がけています。
それだけ他者が受ける印象と自分とのイメージにギャップがあるということだと思います。
最後に本研修を学んだあとで傾聴に対するイメージがどう変化したか、また明日からの現場で具体的にどういった取り組みから相手に「この人はちゃんと私の話を聴いてくれているな」と感じてもらうかを話し合ってもらいました。
今回学んだことを明日からの現場で一つでも活かしていただき、一人でも多くの利用者さんから安心感、信頼感を得ていただけたらと思います。
次回は10/13。
テーマは『お客様役と旅行代理店役に分かれてお客様が望む最高の旅行プランを考えよー!』というものを予定しています。
次回もワークを中心に取り組んでいけたらと思いますので、興味がある方は是非スポット参加でもお越しいただけたらと思います。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
泉北:室之園
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