どうも。
介護福祉士実務者研修講師の室之園です。
8/18に第2回目のスクーリングが開催されました。
今回は『ICFモデルの理解』というテーマで講義を行い、これから学んでいく介護、特に個別に応じたオーダーメードの介護をどう考えていくかという視点を目標に進めていきました。
また今月のスクーリングより新たに2名の通年受講者の方が誕生しました。
お一人は吹田事業所でまだ入職1週間にも満たない介護未経験の神原さん。
2人目は泉北事業所で今年入職した理学療法士の中山さん。
そして前回に引き続き、堺から作業療法士の富安さん、そして今里から今年入職された理学療法士の山本さんも参加してくれました。
今年は介護未経験の方が3名、そしてリハビリ職の方が2名と、去年とはまた違った取り組みができそうなメンバーとなりました。
さて、まず最初の講義ですが、今年も私の話だけでは退屈になるので視聴覚教材としてこの方の動画を活用しました。
去年に引き続き、全国の介護施設で生活に役立つリハビリを伝え歩いている松本健史さん(理学療法士)という方が開設しているYouTubeチャンネルから、『【介護施設のリハビリのポイントはコレ!】個別機能訓練加算の取り方・考え方』という動画を交えてICFの理解を進めることにしました。
動画のURLはこちら→
https://youtu.be/qMPL1H_7Quc
ICFに関する情報は厚労省からもでているくらい介護、医療関係者なら耳にタコができるくらい聞いた言葉だと思います。
ICF(国際生活機能分類)の考え方を理解するには、その前の考え方であったICIDH(国際障害分類)というものを理解することでより深みが増すのではないかと考えています。
介護未経験の方にとっては聞き慣れない言葉が飛び交ったことで少し不安になったかもしれません。
ですがこの先、幾度となくこの言葉や考え方が出続けてくるのでイヤでも覚えられるようになるかと思うので安心してください。
後半は当デイでも取得している『個別機能訓練加算』という加算の仕組みを活用して介護(リハビリ)計画書を作成する、というグループワークを実施しました。
各事例に集約された様々な情報をもとに何がこの方にとって大切な活動なのか、何を大切にしている方なのかを考え、そしてそれを長期的、短期的な目標へと落とし込んでいきます
リハビリ職の参加者のなかにはまだ計画書作成をしていない方もおられたり、実際に作成している方でもたくさんある情報からもっとも大切な活動を導き出すという作業はとても苦労しておられる様子でした。
約1時間のワークでしたが、皆さんからは「え!?もうこんな時間?やばい!全然時間ない!!」という発言もちらほら。
なかなかICFの考え方に沿って個別介護計画を立案するのは難しい、というのが皆さんの感想かと思います。
ですが私としては「介護ってこんな難しいの?」という経験をしてほしかったというのが狙いでした。なので結果的にはうまくいったかと思います。
これから1年かけてじっくり学んでいきましょう!
次回は9/8。
テーマは『傾聴』を予定しています。
次回もワークを中心に取り組んでいけたらと思いますので、興味がある方は是非スポット参加でもお越しいただけたらと思います。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
泉北:室之園
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