補聴器ではない、聴こえを助ける機械
- info8276777
- 2023年12月26日
- 読了時間: 2分

クリスマスディナーは熱々のラザニアでした。
ミートソース、ホワイトソースは手作り、ナスとほうれん草が入っており、パスタはゆでた餃子の皮。
作ったのは夫です。
ST水野です。
ある利用者さん、耳元で大きな声で話して聴こえたり聴こえなかったりするレベルの難聴です。
聴こえていなくても、あいまいに笑って済ませるようなことが多く「聴こえない」「わからない」とは言われません。
とにかく医者嫌い、すすめても耳鼻科に行かないので、正確な聴力はわからず、ご家族が補聴器をすすめても拒否だそう。
基本、文字で伝えます。
お家で余っていたというメモ帳に大きめの文字でこちらから伝えたいことを書いていきます。
文字の理解は良好。
ご本人の返答は口頭です。
一度目にうかがったときに、練習内容を説明するのに時間がかかったので、二度目の訪問時には練習の流れを書いた紙を用意していきました。
練習の目的や注意点を合わせて書きました。
それを見ながら行い、細かな指示はその都度メモに書いて伝えています。
高齢の家族は、自分は伝えたいことをパッと書くことができない、めんどうやのに申し訳ないねえといつも言われます。
いえいえ、大声を出し続けると、のどを痛めるので、少々手間はかかっても書いた方がいいのです。
先日、ご家族から相談がありました。
「補聴器がだめでも他に方法があるといいですけど。大きな声なら聴こえるみたいやから、私の声を大きくする機械はないですかねえ?私とお母さんのあいだに置いておくようなもの」
なるほど。あると思います、調べてみましょう。
①補聴器を超える会話器「対話くん」
使い方は、話し手がマイクを持ち、聴き手がイヤホンをつける。
イヤホンのコードは1.5m。
補聴器は全ての音を大きくしてしまうのに対して、この機会は話し手の発話のみを大きくする。
②対話支援スピーカー「comuoon(コミューン)」
話し手がマイク、聴き手側にはスピーカー。
マイクから入力された音を分解し、特に聴き取りにくい高周波な音域を聴きやすい音へと変換。
ワイヤレスマイク、卓上マイクなど多種あり。
どちらも基本の考え方は同じ。
話し手の発話の声量を上げて、届きやすくし、聴くのは①はイヤホン、②はスピーカー。
イヤホンを嫌がるような方には②がいいかもしれません。
どちらもお試しやレンタルがあるようなので、挑戦しやすいですね。
提案してみようと思います。
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