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私だって労られたい

  • 執筆者の写真: info8276777
    info8276777
  • 6月6日
  • 読了時間: 3分

こんなにたっぷりでおいしくて、¥367(税込み)、シャトレーゼありがとう。

ST水野です。

 

入社15年目、長期間担当している利用者さんが増えてきました。

当然ながら、利用者さんご本人も介護者のご家族も年齢を重ねていかれます。

60歳だった方は75歳になり、70歳だった方は85歳に。

 

男性利用者さんを妻が介護しているケース。

年齢が上がるにつれ、「主人は元気、私の方があちこちダメになってきた」と複数の妻たちから聞かれるようになりました。

 

複数のご家庭で、ショートステイを利用したいが、ご本人が嫌がるため利用できないと聞きます。

妻の体調悪化等に備え、普段からショートステイを利用しておくのが理想だが、ご本人が受け入れない。

あるケースでは、妻が年1回友達と旅行に行くときだけは、お子さんの説得もあって、どうにか利用しているそう。

「私が倒れたら子どもは困るからそのときは説得してくれます」と話されました。

 

訪問介護を導入したケースもあります。

利用者さんご本人が入浴する際の介助が、要介護認定を受けた妻では難しくなり、訪問介護を利用することに。

デイサービスでの入浴を勧めましたが、ご本人が断固拒否。

デイで済ませられれば楽なのに、訪問介護の時間に合わせ在宅し、お風呂の準備が必要になったと妻は話されました。

 

買い物もネックになっていることが多いです。

徒歩圏内にスーパーがなく、今まで妻が自転車で買い物に行っていたようなケース。

自転車に乗れなくなり、近隣に住むお子さんにお願いをして買ってきてもらう、あるいは週末お子さんが来たときだけ車で買い物に行けるなどです。

生協やネットスーパーの活用を提案しても、新しいことに取りかかる気力・体力がない様子。

余力があるうちに始めておくべきことのひとつだなと感じています。

 

私が問題だと感じるのは、利用者さんご本人が、妻にしてもらって当たり前、妻の負担を無いもののように思っていること。

ご本人から妻へ労わりや感謝があればまだいいのですが、実際にはあまり見聞きしません。

 

でも考えてみると、私の父は特に体が不自由ではないですが、母が家事をするのを当たり前と思っています。(母は不満に思っています)

障がいの有無は関係ないのかもしれませんね。

そろそろ昭和の価値観から脱却してほしいものです。

 

ギリギリでバランスを保っているご家庭が多くなってきたと感じます。

私の立場でできることは、妻の話を傾聴する、利用者さんとのあいだに入って意思疎通を助ける、妻の負担感をケアマネージャーさんに伝える、くらいしかありません。

ご家族の負担を配慮してくださるケアマネージャーさんが担当だと心強いなと思います。

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