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活動参加支援 外出機会の確保と買い物に行けるように

心意気実践チームのいとうです


訪問リハと訪問介護の70歳代全盲の利用者さまの訪問リハに同行させていただきました。


要介護認定の区分変更で、この10月から要介護2から要支援になりました。


よくなった!と喜ぶべきところかもしれませんが、到底受け入れ難い介護サービスの現状がありました。


「これ、おかしいと思うねん…」

と、お一人で外出できない利用者さまは現状を嘆いておられます。

※利用者さまは、60歳代になってから全視力を失うという中途障がいを負われました。このためお一人で外出するという訓練は全く受けておられません


要介護2の時は介護保険で、訪問介護で毎日30分ほど外出して買い物同行に行かれていました。


要支援になってから、買い物代行が増えて外出する日が減っているそうです。


介護保険サービスの多くが障がい福祉サービスに切り替わり、事業所も担当者も変わり、買い物代行の日が増えて…ようやく慣れてきていた生活パターンやリズムの乱れや混乱が続いているようでした。



視覚障害単独の場合は、慣れ親しんだ環境の中では、行動が自立しているので、いわゆる身体的介護はほぼ必要がありません。

※体調が悪い時は介護を要するのですが…


全盲の方でも、概ね要支援か非該当になることも多く、下記のとおりたびたび問題視されているようです。


◉ 介護保険による給付は、身体介護中心

◉視覚障害という情報障害の特性を考慮したシステムになっていない

◉障害福祉サービスのように個々の障害特性 を細かく考慮した基準になっていない

◉要介護認定においては、視覚障害単独の場 合、軽度に判定される


引用)



要支援となってからも心身機能の維持向上を、ということで週一回の訪問リハは継続となっています。


今回はその時間で、少しでも外出機会をつくり、買い物同行しながら運動量を増やしていきましょう!ということになりました。


今日の同行では、訪問リハ担当者PT奥藤さんと買い物での外出時の介助方法などを確認しました。


加えて、ボイスレコーダーを用いて、利用者さまの頭のなかなかにはある思いや言葉を残し、それを文章や詩にして世の中に届けていくことを提案しました。


この活動を通して、利用者さま自身の存在と評価的承認を得る機会になれば、利用者さま自身にも生きがいとなり元気になれそうです。


「翼をつけてどこにでも飛んで行きたいわァ」

利用者さまの口癖です。



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