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失語症のいい教材見つけた


2022年に植えた、いちじくがようやく実をつけました。

大きさの異なる4つの実、いちばん大きなもので今は親指の先ほどです。

ST水野です。

 

ウェルニッケ失語症の利用者さんに、音韻操作の宿題を渡したいなと考えていました。

どんな風に作ろうか悩んでいたとき、まさに欲しかったものを「介護のミライらぼ」のサイトで見つけました。

 

文字並べ替えクイズ

 

「ヒントをみながら、バラバラになったカタカナを並び替えて、正しいことばにしましょう」とあります。

 

宿題としてお渡しする前に、ウェルニッケ失語症の利用者さんに3文字のものから試していただきました。

ヒントを読み上げつつ、カタカナを並び替え、順調に枠を埋めていかれました。

3文字は比較的、容易にできました。

 

次は4文字。

ヒントをすっと理解して、並べられる問題は少ない。

4文字は一気に難度が上がるようです。

ぶつぶつとつぶやいて、書いて消してをくり返して、取り組まれました。

ヒントを読み、目的の単語がわからないときは、与えられたカタカナを手掛かりに喚語している様子。

読解力、音韻操作能力、双方にアプローチができて、よい課題です。

 

利用者さんは文レベルの読解力があるので行えますが、読解力が十分でない場合は単語の絵を添えて、カタカナの並び替えにすると難度を下げられますね。

 

「介護のみらいラボ」サイトにある、これらの教材もいいです。

穴あきしりとりクイズ

 

ひらがなクロスワード

 

ウェルニッケ失語症の利用者さんには手掛かりが少なくて現状は少し難しいかもしれません。

いつか使えるようになられる日まで覚えておきたいです。(おそらくそのレベルまで良くなられます)

 

ネット上のダウンロードできる教材も使いますが、自分で教材を作ることも細々と続けています。

自作して最近よく使っている教材はこちら。



↑選択肢は短文ですが、単語が理解できれば選べるレベルにしています。

〇×方式なので、字を書くのに抵抗がある方への導入としても使いやすいです。


↑〇の数を指定したことで易しくなり、可能な利用者さんの数がぐっと増えました。 

 

イラストは、いつもお世話になっている、いらすとやさん。

 

宿題としてお渡しするため、利用者さんがひとりでできる教材が理想。

ヒントの有無、選択肢の数などで難度が変わるので、それを考えるのも楽しいです。

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