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  • 執筆者の写真info8276777

夫婦で嚥下体操

GWに種をまいたシソ・ルッコラ・パクチーの芽が出ました。

利用者さんに分けていただいた、オクラだけがまだ出ていません。

自家製のオクラはやわらかくて本当においしいとおすすめされたので楽しみです。

ST水野です。


誤嚥予防目的で訪問している利用者さんが多数います。

指示をいただいた理由はさまざま。

むせるようになった、食事に時間がかかるようになった、誤嚥性肺炎で入院したなどです。


練習の中心は

・呼吸体操(主に肩や首の運動)

・呼吸・発声・咳払い練習

・口腔顔面の運動

・発音練習


他にその方の状態に合わせて

・腹式呼吸が苦手な方には骨盤の動きを意識しての呼吸練習

・腹部が弱くて使いにくい方には腹筋練習

・カラオケがお好きな方には歌唱練習

・脳機能の低下が心配な方には、いわゆる脳トレや見当識確認

・下肢の筋力低下が目立つ方には立ち座り練習

・嚥下評価もかねて水分摂取の促し

などを加えて行っています。


現在訪問している、高齢ご夫婦でお住まいのお宅。

利用者さんと体操や発声練習を行っていると、奥様も自然にいっしょにやってくださるようになりました。

奥様は目立った嚥下障害は見られません。ときに利用者さん以上に真剣に取り組んでくださいます。


肩の運動のとき、利用者さんは奥様のことが気になるのか、

「俺の方が、腕が挙がってないな」「肘がつかへんけどお前はどうや?」

など横目でちらりと様子をうかがっています。


利用者さんは訪問開始当初、大きな声を出すことが難しい方でした。

機能的に出しづらいのも少しありましたが、何となく恥じらっておられるのかなという様子も見られました。

一方で奥様が全く気にせず大きな声を出してくださるので徐々に利用者さんも出せるようになりました。

2階に向かって思いっきり「おーい!!」と呼びますよと声をかけると、お二人とも精いっぱいの声を出されます。

「はーいって誰か降りてきたら嫌やな」と奥様、

「隣の人が何があった?と来るかもわからん」と利用者さん。

ここまでが毎回の流れです。


このように男性利用者さんを訪問していて奥様もいっしょに運動しているお宅が実は現在3軒。

利用者さんがしている食前の準備運動がうまくできているか報告をくださる奥様もいます。

「お父さんはここが弱いんやなあ」

と奥様がいっしょにやってみるとわかることがあるようです。

ご夫婦がいっしょに行なうメリットは多いなと感じています。


今までも男性利用者さん宅で奥様もいっしょにというパターンはありましたが、逆パターン(女性利用者さんとご主人がいっしょに)は経験がありません。

男女の差?不思議ですね。


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