先日、沖縄に帰省しました。
家族や友人、ふるさとの雰囲気。
やっぱり落ち着きます。
大阪への帰路。
いつも寂しい気持ちになりますが、今回の帰路では寂しさよりも安心感の方が強い。
大阪に来て9年。
寂しさから安心感へ変わったことに驚きです。
アクティブ沖縄出身のパイオニア、大阪所属の言語聴覚士ST山川です。
私の業務は訪問、ST新規依頼の面談契約が中心です。
新規依頼を頂いた際にケアマネージャーさんから、
「アクティブには言語聴覚士がいて助かる」
「在宅での言語聴覚士は貴重」
ありがたい声を頂けることがあります。
それと同時に在宅現場で働く言語聴覚士はまだまだ少ないと感じます。
『在宅で活躍する言語聴覚士を増やしたい』
ということで今回は、言語聴覚士の魅力、やりがいについて話したいと思います。
言語聴覚士が対象とするのは言語障害、嚥下障害、音声障害とありますが、今回は嚥下障害事例でのやりがいポイントをひとつ。
嚥下障害、胃ろうを造設、絶食中の訪問リハ利用者様。
「口から食べたい」と要望がありました。
誤嚥性肺炎を予防し、経口摂取の再開が目標です。
下顎や舌など発声発語器官の動き、歯の有無、唾液嚥下、声、発音はどうか。
姿勢や口腔衛生面も評価していきます。
唾液嚥下が可能であれば、条件付きで経口摂取可能なことが多いです。
そして食事環境を整えていざ実食。
絶食からの一口目は緊張します。
モグモグ、モグモグ…ゴックン。
「おいしいわ」
この一言が言語聴覚士のやりがいのひとつだと思います。
食べることを通して本人様と喜びを分かち合うことができます。
ただ、食べた次の日は発熱(誤嚥性肺炎)していないかソワソワします。
「誕生日にはケーキを食べさせたい」
「正月には餅を食べさせたい」
自宅で利用者様にいつも寄り添う家族様だからこそのリクエスト、無理難題もあります。
姿勢や介助方法、食品への工夫によりご家族の想いに応えることが出来た時には、ご家族と一緒に喜びを共有できます。
もう食べられない。
諦めている方いませんでしょうか。
最期まで口から食べたい、食べさせたいに寄り添える言語聴覚士。
言語聴覚士ならアクティブ。
地域の皆様に今まで以上にそう思って頂けるよう頑張ります。
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