余力を残したタイミング
- info8276777
- 2023年10月12日
- 読了時間: 2分

子どもとフルーツサンドを作りました。
淡い水色のクリームにするつもりが食紅の量を間違い、濃いです。
青い食べ物は食欲を減退させることがよくわかりますね。
子どもは喜んで全部食べましたけど。
ST水野です。
記憶障害の利用者さん、2017年に書いたこちらの記事。
この時点で担当して5年目、現在は担当して10年以上になります。
この時点は内服が定着したのですが、近年(進行していく)別の病気を発症されたこともあり、また同様の「薬の飲み忘れ」問題が起こっています。
どのような場面で飲み忘れが多いのか、ご本人・ご家族から聴き取りをして、解決策を探りました。
まずおすすめしたのは薬を一包化してもらうこと。
ご本人・ご家族ともに一包化できることをご存じなかったようでした。
主治医、薬剤師さんに了承を得て、その点はすぐに変更されました。
一時的に飲み忘れが少し改善されたかに見えました。
しばらくして、また飲み忘れていることがあるとご家族からの報告です。
ご家庭の事情で、ご家族が不在の日があります。
お家にご本人がひとりだと、朝起きるのが遅く、朝食を食べない日があり(朝昼兼用になる)、朝食後分が抜けてしまうことも。
ご家族が電話で「ごはん食べた?」「薬飲んだ?」と確認し、まだであれば促します。
数十分して、再度電話をしても、まだ起きられない、布団から動けない状態。
ご本人の意欲や体力の低下が強くなり、一度促されてもすぐに動くことができないようです。
確実に電話での促しの効果が薄くなっています。
ご家族の力だけでは難しくなったなと思いました。
相談を受け、ご家族が不在の曜日にサービスを導入するのはどうかとお話しました。
ご家族がケアマネージャーに相談。
ケアマネージャーが動いてくださり、訪問看護を利用することに。
はじめ、ご本人は、看護師さんが来る前に起きて準備できるかな、薬を飲んでいないことを怒られたらいやだなと、難色を示していましたが、始まってしまえば頼りにしている様子。
看護師さんは、ご家族不在の曜日の朝、訪問して、食事を促し、薬を促し、一週間分の薬をセットし、ご家族への伝言を残していかれるようです。
ご家族・ケアマネの理解があり、スムーズに事が運びました。
ご家族不在の日を全てカバーできるわけではないので、今後、必要に応じて、訪問看護の回数が増えていくかもしれませんね。
今後の生活を見すえて、まだ少し余力を残した、このタイミングでサービス導入できてよかったと感じたケースでした。
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