心意気実践チーム・ともに行う訪問介護事業所の伊藤です
2025年1月3日は外出や趣味などの介護保険外の自費サービスてくてぃぶにて、第104回全国高校ラグビー大会へ
訪問リハビリテーション利用者さまで、在宅生活を続けるパーキンソン病の91歳男性
15~6年ぶりに花園ラグビー場での現地観戦することができました!
利用者さまは、中学・高校の元ラグビーマンで頻繁にお一人でスポーツ新聞を片手に花園ラグビー場へと観戦に行っておられました
それがパーキンソン病を発症され長らく現地観戦できていなかったそうです
今年7月末の訪問診療にて、たまたま同行したラグビー好きのOT伊藤(心意気実践チーム、ともに行う訪問介護)から花園ラグビー場への観戦サポートを申し出たところ、ご本人もご家族からも現地観戦の希望がありました
現地観戦を大きな目標にし、担当ST玉木さんとOT内島さん(ともに吹田事業所)と、より意欲的にリハビリテーションに取り組まれ、心身・生活機能の維持向上に努めておられました
実現可能性がいよいよ高まってきた2024年10月中旬に、現地観戦の希望を再確認したところ、
「新年2025年1月3日の準々決勝に行きたい」
特に東海大仰星高校の観戦希望がありました
具体的に観戦同行サポートの計画書を作成し、ご本人とご家族に確認を重ね、車椅子席(VIP席)のチケットを取りました
12月下旬の最終の打ち合わせにて、当日は東海大仰星高校の試合を軸に2・3試合目を中心に観戦する予定としました
「体調ええよー絶対に行こうと思てますねん」
と、利用者さまが笑顔で話されました
いよいよ正月が明けて当日に
介護タクシーで現地へ
▼あいす介護タクシー(相須さん)
ご協力ありがとうございます!
15〜6年前とはすっかりと様変わりした花園ラグビー場
「こんなにお客さんもえらい入って、スタジアムも立派になってホンマ信じられへんわァ」
「感激して言葉が出えへんわァ」
「感激してもうてホンマな涙出るわァ」
「現地観戦は、歓声がゴーと下の方から湧いてくるような…ホンマ地鳴りのような、なァ」
「ええプレーには相手味方関係なく、みんなで拍手して、それがええわ」
「孫がね、高校でラグビー部のマネージャーやってて、その試合もよう観に行ってたなァ」
自分で自分の生活や人生、たのしみをつくりだしていくという意味でのエンパワメント
利用者さまが望まれた花園ラグビー場での高校ラグビー観戦という活動に、準備の段階から利用者さまだけでなく、わたしたちもエンパワー(元気づけ)されました
利用者さまは、この日にむけて体調維持に努め、心身・生活機能の向上を見事に果たされました
わたしたちも、どうすれば現地観戦を安全にたのしめるのか、ご家族とも連携を強化してチームで最善策の検討と確認を事前に重ねました
「ぜひ連れて行ってあげてください」
協力的なご家族の存在があり、今回の現地観戦にむけて強力なサポートを受けることができました
利用者さまは、車いすから身を乗り出して、そして、立ち上がって観戦されていました
帰りは別のスタンド席にも階段を登って立ち寄られました
「ホンマ、ええなぁ〜」
「ホンマ、夢のようやわァ」
と、繰り返し感激されていました
現地観戦でしか得られない地鳴りのような歓声のなかで応援するという体験は、まさにプライスレス
体調を維持しながら春シーズンも現地観戦に行こうかというお話しになっています!
ご家族さま、主治医の先生方、訪問リハビリテーション、訪問看護さん、ケアマネジャーさんと連携を図りながら…
ともに学び合って成長し合いながら…
91歳の利用者さまのエンパワメントな挑戦は続きます!
てくてぃぶでは、外出や趣味等の介護保険外の自費サービスを提供しています。
「○○をやってみたい」
「○○に行ってみたい」
という利用者のみなさまのご要望にリハ専門職の療法士や介護福祉士がサポートします。
まるで、夢のようです。
91歳、パーキンソン病の父が
花園ラグビー🏉場で高校ラグビーの観戦ができるなんて❣️
父の笑顔は普段見たことのないような笑顔で、最高の一日を過ごすことができました。
てくてぃぶの伊藤さん、訪問医療の先生方、看護師さん、リハビリの先生方ケアマネージャーさん、父の介護に関わる全ての方に感謝いたします。
また、次の機会を励みに
リハビリを頑張るそうです。
ほんとにありがとうございました