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2023年度介護福祉士実務者研修第10回スクーリング

どうも。 実務者研修担当講師の室之園です。

 

4/12に第10回スクーリングが行われました。

テーマは前回に引き続き『アセスメント講習・介護計画立案』となります。

 

今月のトップバッターは泉北事業所の中山さん(理学療法士)。

 

先日ご家族の協力もあり、2泊3日の旅行に行かれたそうです。

飛行機や旅行先での移動も特に大きな不安もなく、介助を要することもなかったそうです。

 

現在生活行為(更衣、移動、起居動作)に奥さんの介助を必要としており、介護疲れが心配されましたが、奥さんからは「今はまだ自分(奥さん)が動けるので大丈夫です。本人にはいまできることを後悔なくやってもらいたい」との回答があったそうです。

 

いまの生活が安定(奥さんの介護疲れは無し)しているようであれば、どんどんご本人のやりたいこと(堺市巡り、旅行、ケーキ作りなど)を支援できる環境を考えていってもらえたらと思います。

 

続いては今里事業所の本田さん(介護職)。

 

非常に難しい方を担当しておられましたが、さらに事態が急変し様々な視点で介護を考えていく状況になりました。

 

お手洗いが間に合わず何度も着替えをしないといけない状態について、本田さんが尿失禁の種類を調べ、その予防に繋がる体操をデイの時間を有効活用して提供していくという個別介護をすでに実践しておられました。

 

食事は宅配サービスと自炊を併用していますが、ご本人はできれば自分で作った料理を食べたい、自分で買い物に行きたいとの意向があるため、このあたりが支援のポイントになるのではないかと感じました。

 

最後は松原事業所の田畑さん(作業療法士)。

 

眠れない、という一番重要となる課題はなかなか改善しないものの、デイの他利用者さんからの刺激もあって運動機会が増加したそうです。

 

常時筋肉が緊張し、リラックスできずにいましたが、体の使い方を伝えるようにすることで少しずつ力を抜くことができるようになってきたそうです。

 

また楽しみがない、と意欲や生きがいが消失していましたが、関わりのなかで「老人会にまた参加できるようになりたい」との重要な活動を引き出すことができたそうです。

 

この方の性格をよく理解し、直接田畑さんがアプローチするだけでなく、この方の周りの方々や環境を理解し、そこに働きかけていくことで結果的にご自身の意思で動いていくことも大切な介護ではないかと話しました。

 


以上です。

前回よりも皆さんさらに介護過程の展開が深化しており、非常に嬉しく思います。

発表会&修了式を除けば残りあと1回!

普段の業務との両立で大変だと思いますが、この経験が皆さんの血となり骨となると思いますので、最後まで一緒に乗り切りましょう!

 

次回は5/10。テーマは最後の『アセスメント講習、介護計画立案』です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

泉北:室之園



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