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作業療法士が行うICT活用支援

こんにちは。吹田OT内島です。


最近福祉用具についてわからないことが多いな、と思っていました。


そこで、11月26日ドーンセンターにて開催された大阪府作業療法士会主催のICT活用支援研修会「作業療法士が行うICT活用支援」に参加させていただいたので大まかですが紹介させていただきます。

 

コミュニケーションツールについて知ることは勿論ですが、個人的なポイントはこの3つでした。


●コミュニケーション機器の操作体験

●IT機器の1ヶ月間無償レンタル制度を知る

●最近の福祉用具の様子を知る

 

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ICTとは情報通信技術のことです。


ICT活用支援は意思伝達装置や環境制御装置等の支援で「障害者総合支援法」によって給付の対象になっています。最近はスマートフォンやタブレット等の身近にある情報通信機器やスマートスピーカー等のスマートデバイスも活用支援に広がっているそうです。

 

この研修では以下の機器体験をさせていただきました。


・意思伝達装置…ファインチャット・伝の心・TCスキャン・EyeMoT

・情報・意思疎通支援用具(ipadなど携帯できるものやスイッチ類のような周辺機器等)…トーキングエイドfor iPad・入力スイッチ

・機器を使用したe-sports

 

7、8年程前に眼球運動を利用し視線入力できる意思伝達装置を見たことがありますが、精度や操作性が格段に進化していて驚きました!そしてとてもコンパクトで、習字で使う文鎮位の大きさでノートパソコンに載せて使えます。


このような機器を制度を活用して使用する際、身体機能的に可能な能力を評価した上での機器の選定となります。例えば、誰でも視線入力装置が適応されるわけではなく、僅かにでも随意的な手指の筋活動が可能な場合は、その部分を利用できるセンサースイッチを使用し入力するようにします。(ケースバイケースですが)

 

e-sportsとはバーチャル&シミュレーションスポーツ競技で、私は知りませんでしたがオリンピックもあり、リハビリ、医療、福祉の分野でもe-sportsの活用が盛んになってきているそうです。

例として北海道医療センターの作業療法で難病患者様に対しての支援の紹介がありました。筋ジスやALSなどの難病や身体に障害があるなし、年齢性別関係なく、多くの方がネットワーク上で対戦されている姿はまさに生きがいの力を感じました。

 

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この研修の中で、

「道具を使うと廃用になるは違う」。

「道具はより楽に、快適にできるようにして活動を拡げるためのもの。しいては人生をいかに豊かにするかに関わること」。

と話がありました。


私も利用者様がより暮らしやすくなるよう、道具を活かしていきたいと思いました。

 

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そしてリハビリの中で福祉用具を導入について迷うことがあります。


もちろんそんな時は福祉用具専門相談員の方や周りの人に相談させていただきます。


でもなぜ迷うのか…

一つは経験が無くて知らないからですね。


現状と予後予測を踏まえた導入のタイミングや、どんなモノをどのように使うのか。


自分だけではわからないので今後も周りの方々や専門家を頼りに聞いていきたいと思います。

 

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日本作業療法士協会が開催している『ICT 機器レンタル事業 説明会』に参加することでで日本作業療法士協会からICT機器を1ヵ月間無償でレンタルできます。


機器の導入を検討されたい場合には有効だと思いますので、ご興味あればぜひ声をかけてくださいね。

 

※レンタル事業貸し出し対象機器 

ファインチャット・伝の心・TC スキャン・トーキングエイド for iPad・スイッチセット・PSB(ICT機器操作に必要な場合) 


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さらに深めたい方々には、こんなのもあるそうです

アシスティブテクノロジー・アドバイザー育成支援事業(厚労省教育プログラム開発事業)

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