マンスリー報告 共に行う家事 調理 買い物 掃除 整理整頓

ともに行う訪問介護事業所の介護福祉士・作業療法士・調理師いとうです。

身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"のマンスリー報告です。

利用者さまはお一人暮らしで、右手首骨折による手指の拘縮と古い既往歴として頭部外傷による記憶障害など高次脳機能障害の残存、腰椎圧迫骨折による腰痛や頸部痛があります。

身体介護の見守り的援助"共に行なう家事"では、訪問リハビリテーションと連携し、安全に包丁使用しての料理や肉類や野菜などの生鮮食料品の買い物、賞味期限の管理、小分け冷凍保管などのサポートを2019年から続けています。

http://active-nopsj.sblo.jp/category/4508885-1.html

この3月から大幅なケアプランの変更ありました。

2019年2月から利用開始された共に行う家事（調理・買い物）は、2024年3月下旬から掃除・整理整頓が追加となり、さらなる自立生活支援をサポートすることになりました。

▼2019年2月から訪問介護開始！

http://active-nopsj.sblo.jp/article/190151910.html 

今までの調理と買い物に加えて、掃除と整理整頓を週1回から週2回に増やしてサポートすることに。

初回の共に行う家事（掃除・整理整頓）では、見守り的援助のもと、ご自分で掃除機をかける前に、まずは床に置いているものを移動させながら掃除機をかけてもらいました。

「全部ヘルパーさんにやってもらってたもんなァ」

「だめだねェこれくらい自分でやんないとねェ」

「でもやっぱり一人じゃダメだわァ、できないよゥ」

と、利用者さま。

ごみの分別日と、捨てるモノと保管しておくモノを確認・整理して、ごみ袋の中に順に入れていくサポートをしました。

高次脳機能障がいはもちろんのこと、腰痛や頸部痛、腰椎圧迫骨折の再発にも留意しながら、利用者さまが長くご自身で続けやすい掃除と整理整頓の方法を、見い出していけるようサポートしていきます。

そして、いつもの調理・買い物では利用者さまとあり合わせの材料で旨いもんを作りました。

共に行う調理では、利用者様と毎回会話を楽しみながらお料理を一緒になってたのしんでいます。

共に行う家事は、生活をリデザインして家事をご自分でやり続けられるよう伴走的なお手伝いをする仕事。

訪問介護という在宅生活者のケアは、アートの塊であり、ブリコラージュ（あり合わせの材料と環境で何とかする）の連続です。

訪問介護のお仕事は奥深い。

共に行う家事（掃除・整理整頓）が追加になったばかりですが、あらためてそう感じました。

ともに行う訪問介護事業所は、アクティブリハビリテーションクリニックの訪問リハビリテーションや他訪問介護事業所と連携し、身体介護による見守り的援助"ともに行う"で利用者様の重度化予防、QOL向上、自立生活支援をサポートします。