心意気実践チームのいとうです。
電動カートでの外出評価、練習と病院受診の同行サポート(訪問看護リハ+自費サービスのてくてぃぶ)に行ってきました。
往路38分、復路27分。
終始、安全に周囲を確認して運転操作できておられました。
「もう大丈夫」
とのことで、次回からは奥さまと一緒に病院受診することになりました。
利用者様は、20年近く前の脳出血による左片麻痺と半年近く前の脳梗塞による右片麻痺、失語症を呈しておられます。
今回は回復期リハ病院を退院してきてから初の電動カートでの外出とのことで、担当ST水野さん(松原)から心意気実践チームに活動参加支援の相談がありました。
事前に訪問同行をさせていただくと、今まで受診に同行してきた奥さまの不安も聞かれたため、ケアマネさんにも相談し、受診日に合わせて外出評価練習と受診同行をサポートすることになりました。
「早よ(電動カートで)行きたい」
と、利用者様。
今回の道中と病院での待ち時間に、利用者様と奥さまからたくさんお話しをお聴きしました。
電気設備の設計の仕事で、忙しい日々を過ごされ体調を崩し退職、それが40歳頃。
その後は自宅でパソコン教室などを主宰されていたそうです。
しかし退職2年後に脳出血を発症し、左片麻痺。それが42歳頃。
自宅に帰ってきて、デイサービスを利用しながらも、自らハローワークに通い、求職活動を続けてポスターやチラシ作成などのお仕事も意欲的にされてきたとのことでした。
そして、今回の発症が60歳を迎えてからすぐ。
今回の発症では、幸いにも右片麻痺はごくごく軽度ですが失語症により、スムーズなコミュニケーションが難しい状態に。
しかしながら意欲的な利用者様は相変わらずだったようです。
今回も電動カートを安全に乗るための事前準備も自ら施されていました。
手元で方向指示器を操作できるキットをネットで探して購入し、もちろん取り付けも自らの手で。
当日も自宅周りでの試乗にも取り組まれていました。
そして何より利用者様とガツガツやり合いながらも、サポートされる明るい奥さまの献身的なお力添えがありました。
何度も大きな試練があり、人生の大きな転機を乗り越えてこられたお二人の絶大なパワーを感じました。
道中では、たまたま通りかかる知人から何度も声をかけてもらい、ガソリンスタンドのおっちゃんからも、
「顔みいひんから心配してたで〜」
ご夫婦のお人柄を十分に知ることができました。
心意気実践チームでは、利用者様の活動参加支援を通して、"らしく生きる"を応援しています。
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