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2023年度介護福祉士実務者研修第6回スクーリング

どうも。 実務者研修担当講師の室之園です。

 

1/12に第7回スクーリングが行われました。

テーマは『活動・参加の実践・実技』です。

 

今月のスクーリングは座学ではなく、活動や参加の支援に必要な実技を中心に、実際に自分たちの身体を使って学んでいく研修となっております。

 

今回は介護経験がない方がおられたため、現在従事しているデイサービスのなかで困っている利用者様への介助を教えていただき、技術演習を通して皆さんで学んでいくという方法をとりました。

 

トップバッターは泉北事業所の中山さん(理学療法士)。

足腰に力が入らず、ほとんどの動作を腕の力を使って行っている方の寝返り、立ち上がりについて相談がありました。


腹筋も弱く、身体を起こそうとする動作もとても難しい様子です。



基本的な寝返り動作の方法を学びながら、中山さんが担当している利用者さんの場合だったらどうするか、について考えます。

 

続いては松原事業所の田畑さん(理学療法士)より立ち上がりが不安定な利用者さんの相談がありました。

片麻痺による影響で両足均等に体重をのせることができず、非麻痺側(麻痺していない方の足)ばかりに頼ってしまっている利用者さんでした。


立ち上がりの際、対象者の頭の位置や体がどのように移動していくか。

足の位置が変わることで動作にどう影響していくのか。

なかなか言葉だけでは理解しづらいので皆さんでひたすら動作を繰り返し、マネをしながらポイントを見つけていきました。

 

最後は吹田事業所の濵岡さん(介護未経験)から送迎車↔車椅子への移乗介助について相談がありました。

移動する際、足がすくんでしまい体が前のめりになった状態で車に入り込もうとするといった危ない動作を繰り返しておられる方とのことでした。


前方から介助しようにもドアが邪魔で介助スペースを確保するのが難しい、という課題もでてきました。

また、移乗介助だけでなく身体介助を行う際、利用者さんの体のどの部分を支持するのかというポイントもお伝えしました。


「ここを持つといいよ」「そこは安定しないからこっちを支える方がいいよ」といった抽象的な表現ではなかなか介助技術は上達しません。

 

そこで必要になってくるのが解剖学の知識になります。

「大転子」「座骨」「肩甲骨」といったポイントとなる骨の名前を理解しておくことでより安定した介助を提供することができると考えます。

 

これらのことを動画でわかりやすく学べる介護の本を紹介して終わりたいと思います。

この研修では何度か紹介している松本健史さんというPTさんが書かれた「生活リハビリの達人になろう─動画と連動! チームでスキルアップ! 」 という本です。

 

介護未経験の方にはとてもわかりやすく、介護指導をする方にとってはとても伝えやすい本かなと感じました。もしよければご参照ください。

 

次回は2/9。テーマは『アセスメント講習、介護計画立案』となっており、本研修最大の目的である『介護過程の展開』作業を学んでいく内容となります。

 

※2月のスクーリングブログはすでに投稿済

 

来月から介護計画発表会&修了式までの5カ月間は全て同様のテーマで進めてまいります。

 

以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

泉北:室之園

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