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リハ医小野先生アドバイザリー業務@大正
更新日:8月31日

大正事業所でのリハ医小野先生による新人療法士向けのアドバイザリー業務です。

数名のデイ利用者さまの個別リハに同席してもらい、問診や直接助言、指導をいただいています。
2015年から続いている新人療法士さん向けの卒後教育の一環の取り組みです。
別のデイ利用者様のケースカンファレンス。
ケースは、この日は通所されていないデイ利用者様。
元々は病前までは他府県在住で、一年半前に脳卒中を発症されてから大阪に移って来られ、日中独居。
ADLは概して自立しているものの、活動参加に拡がりが得られていないようです。

1年目PTの木戸口さんから、パワポ資料と歩行動画のプレゼン。
学生さんも一緒にみながら意見を交わしました。
「回復の見込みが低い利用者様にどのような目標をたてていけばよいのか?」
という旨の質問がありました。
小野先生からは、
"当事者の方々とのピアサポート、ピアカウンセリングを体感できるような場に行くことも大切ではないか"
"利用者様の今までのお仕事や生活、暮らしぶりを、ナラティブなかかわりから知ろうとすることが大事じゃないか"
との助言をいただきました。
生活期の利用者様には、そのような場やかかわりを通して、壁を越えて突き破って、さらなる別次元の目標達成や回復を果たす方もいるということでした。
それには、医師ではなくて、療法士のチカラが欠かせないとも。
このご指摘には生活期の療法士、頑張らないと…と思わされました。
まさに腕の見せどころです。
利用者様と接するなかでの疑問や問いをそのままにせずに、そのタイミングを逃さず、できることを考えて動くことができるかが大切になります。
今日は短時間でしたが、濃縮されたアドバイザリー業務の時間となりました。
ご協力いただいた利用者様、小野先生、PT木戸口さん、ありがとうございます。